2010年1月16日土曜日

アッパーデックによるカード偽造事件のその後

以前に書いた「コナミvsアッパーデック」に関する記事の続報です。

「英語でユーギオ~」に書いたのとほぼ同記事です↓


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コナミが偽造の件でアッパーデックを訴えていた一方で、アッパーデックはコナミを契約違反や名誉毀損等で訴えていたのですが、アッパーデック側の主張はほぼ全て却下されたようですね。
アッパーデック側の主張の中には、コナミが"equal promotion"(日本と米国での平等なプロモーション)や、アニメとTCGの内容を同様にすることなどの(アッパーデックからの)要求を拒んだのは契約違反に当たる、というものもあったのですが、法廷では十分な証拠が提示されていないなどの理由で、却下されたようです。

アッパーデックによる60万枚を超えるカード偽造の事実は既に法廷で確認されており、後は26日から始まる公判で賠償の必要の有無や、必要と判断された場合にその賠償額が決定されるそうです。
アッパーデックの会長自らがオフィスで偽造カードをシュレッダーにかけたり、流通業者への口止めをしていたことを、他の重役が証言しているということですが、民事裁判なので、ここでは犯罪には問われないのですね。

下にもリンクしたNew York Postの記事では、コナミの弁護士の話として、コナミが数億ドル単位の賠償を求めている、とあります。
アッパーデックは既に経営難という話もありますし、この裁判の結果で事業閉鎖に追い込まれる可能性は十分にあるでしょう。


<参照記事>
(Milord & Associates PC 2010年1月10日付け記事)

Hitting the 'deck': Suit puts big crease in baseball card maker
(New York Post 2010年1月12日付け記事)


(アニメ!アニメ!ビズ 2010年1月12日付け記事)

(Anime News Network 2010年1月12日付け記事)

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