2008年5月18日日曜日

ルーツ探し

この春は、花粉症が例年以上に酷くて、辛かったです。
何が辛いって、目がやたら痒くて堪らず、こすってしまうために、余計に目の周りが過敏になり…の悪循環で、朝はくっついてしまった目蓋を開けるのが大変でした(両手を使ってこじ開ける)。
それが、昨日あたりから、急に楽になってきたので、アレルゲンが突然なくなったのかなぁと不思議です。
勝手にメープルの花粉が元凶ではないかと疑っていますが、今日は外で庭仕事をしても全く平気でした。

このところ、仕事が次々と押し寄せてきて、ちょっとプレッシャーです。
「仕事が次々と」なんて書くと聞こえはいいけれど、来ない時は連続で来ないので、もう少しマンベンなく来てくれると有難いです。

ただ、今関わっている中で、100年ほど前にメキシコに移住した人のお孫さん(アメリカ在住)による「日本の親戚探し」というプロジェクトがあって、これは個人的に随分興味をそそられました。

結果としては、割とすんなり従兄弟にあたる人たちが見つかり、手紙を送ろうというというところまで漕ぎつけたのですが、10代でメキシコへ一人で渡ったその人の一生を思うと、文才がある人だったら、小説が書けてしまうのではないかと思いました。

その人(この仕事の依頼者のお祖父さん)は、メキシコ人女性と結婚して7人の子供をもうけたあと、日本行きの船に乗るんですね。
ところが、日本に着く前に、行方がわからなくなり、奥さんのところには、「身投げした」との電報が入るのです。
一緒に乗船していた人の話で、かなり落ち込んでいるようだったということが、乗客に関する記録に残っていたりして、全く関係のない自分まで、いろいろ想像を巡らしてしまいました。

ともかく、依頼してきた人が自分の日本のルーツに興味を持ったのは、お祖母さんも亡くなった後で、家族の中で誰一人、詳しい話を知る人はいないそうなのです。
私だって、例えばお祖父さんが遠い海の向こうのどっかからやって来た人だとしたら、やはりルーツを辿りたくなるだろうな…と思います。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんばんは!こちらには初カキコです~。

ルーツ探しって日本でも最近、かなりポピュラーではないかと思います。
「ルーツ探しの旅」はうちの両親も何年か前に行きました。(富山県なんですが)
もともとの家があったところは、今は駐車場か何かになっていたらしいのですが、父の先祖を知る方とお話できたらしく感激して帰って来ました。
そのあと家系図みたいなのを渡されましたが、自分としてはまだあまりぴんと来ません(笑)
あと関連しているようなものでは、「自分史」を書くのも、年配者には流行っているようです。
舅が数えで今年90歳なんですけれど、先日行った時もなにやらしたためていました。
自主出版する人も少なくないようですよ。

花粉症は、ある日突然かかるというのが恐怖ですね。(かかった人は「自分は絶対花粉症じゃない」と最初は認めたがらないそうですが:笑)
飲み薬は非常に眠気をもよおすものらしく、結局はマスクなどで凌いでいる人が多いとか。
お大事になさってくださいね。

ピグモん さんのコメント...

あ~、最近ポピュラーなんですか~。
マアトさんのところはご両親ともご先祖が富山なんですか?うちは代々さかのぼっても、ずっと石川県だと思います。
家系図みたいなものには興味ありますねー。
うちにはないですけど、分かる範囲で作っておきたいなとは思います(時々ショーンの宿題で曽祖父のあたりまでのFamily Tree を作ってきなさい、というのがあるんですけど、結構大変)。

今回のプロジェクトで、依頼人のお祖父さんがなぜ日本に帰ろうと思ったのか、それがどうして海に身を投げてしまったのか、誰一人そのことを知る人は今はいなくて、それを思った時、本人が何か書いて残さないと、人間の思いとか悩みとかって、時がすべて消し去ってしまうんだなぁ、なんてことをしみじみ感じてしまいました。

自分史、マアトさんは書きますか?