アジア以外の遊戯王カードの販売は、「アッパーデック・エンターテインメント」というトレーディングカードを専門とする会社がこれまで担ってきたのですが、今、コナミとアッパーデックの関係がとっても不穏な感じです。
まず、12月11日にコナミはアッパーデックのTCG事業を引き継いで、海外のTCGを直接管理するという発表をしたんですね。
http://animeanime.jp/biz/archives/2008/12/tcg_2.html
http://www.konami.com/card/ (英文)
ところが、どうやらコナミとアッパーデックの間の契約期間というのはまだ残っていたらしく、コナミが不法に契約を打ち切ったことをアッパーデックは不満とし、ヨーロッパやアメリカでコナミによるTCG事業の差し止め請求をしていたのですが、裁判所がそれを認めたようです。
http://animeanime.jp/biz/archives/2008/12/tcg_3.html
http://www.upperdeck-international.com/tabid/56/language/en-US/Default.aspx?AnnouncementID=11(英文)
http://entertainment.upperdeck.com/ude/en/articles.aspx?aid=5072# (英文)
これにより、アッパーデックはこれまでに引き続いて、アジア以外の遊戯王カードの販売・サービス事業を行っていくことになったわけですが、どうしてコナミは契約期間も終わっていないのに、そんな強引なことをしようとしたんでしょうね?
一方で、アッパーデックのHPでは、コナミを訴える旨を報じた声明の中で「コナミはこれまで『遊戯王』のブランドにいかなる貢献もしたことがなく、我々は『遊戯王』の将来を憂慮している」と、あからさまにコナミを批判していたんですが、アッパーデックによる遊戯王カードの販売って、もともと委託ですよね…?
コナミが遊戯王ブランドに「いかなる貢献もしたことない」なんて、なんでそんなことが言えるんでしょう…。
意味がわからない…。
まぁ、でも、一番可哀想なのは、こういうゴタゴタに翻弄されるデュエリストたちですね。
海外のカードがバカ高いのがアッパーデックのせいだとして、同社に不満を抱くデュエリストたちも多いようなので、こうした動きにどういう反応を示しているのか、ちょっと注目していこうと思っています。
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