2009年6月20日土曜日

遊戯王5D's 第63話 男の独り寝について

まぁこれは先週からなんですが、レクスの扱いに不満を隠せません。
先週、彼がどんな思いで二つの神を身に宿す決意をしたのかが明らかにされたわけなんですけど、あそこはもっともっと掘り下げて欲しかった。
敵キャラといっても、この人にはもっと感情移入したいんだよぉ。
何を考えて生きているのかずっと知りたくて、すごく興味をそそられていた人物なので、いきなり「我が神である…ワハハハハ!」な人になってしまったのは、残念極まりないです。

 ・研究所時代のレクス
 ・伝説のD・ホイーラー
 ・治安維持局長官
 ・2つの神を宿したレクス(←いま)

これ、みな同一人物ですよ?
なのに、それらがどうつながっているのか、全然見えてこないです。

だから、自分でいろいろと想像で補完するしかないわけですが、「我も孤独であった」というセリフが、彼の17年間を表す鍵かなぁと思いました。
兄のことを誰かに打ち明けるでもなく、あの広い屋敷でずっと孤独に生きていたんですね。
毎晩独りで寝につくレクスを想像すると、なんか泣けます。
ルドガーを襲った過酷な運命を何度も省みて、それを自分の身にも受けようという結論に達する17年の道のり。
ここをきちんと描かずしてどうする?!と思うんですが、あと1話でそれが丁寧に描かれるとも思えず、はっきり言って欲求不満です。

クロウのカッコよさについては、もう皆が語り尽くしていると思うけれど、伝説の男のことを、ちょっと躊躇いつつ「かつてのお前」というところは本当に良かったです。
ほんの短い時間だけれども、クロウはレクスが唯一心を許して真実を語った相手なので、クロウの言葉がレクスに届いたらいいなぁと思います。

ジャックが絆の大切さを認めていることはもう31話で明らかになっているし、彼が口でそれを否定するのはただの虚栄だということはわかっているので、こんな大事な局面で、絆を認めるとか認めないとか言っているのにはちょっと笑っちゃいます。
それに、カーリーとのデュエルで、シグナーたちのアザがジャックに集まったとき、彼はちゃんと「仲間たちの思い」が云々と言っていたじゃないですか…。
それから、「一人の女の愛だ」のセリフは恥ずかしいというより、ちょっと残念な気持ち。
カーリーとのことは今まで誰一人として知らず(狭霧さんもデュエルの相手がカーリーだったことは知らないはず)、もしかしたらジャックはそのまま一生誰に言うこともなく、カーリーとの思い出を墓まで持っていくのかなぁと思っていたので。
一方、それを聞かされたレクスは、愛なんて取るに足らないっていう感じの反応を返していましたけど、レクスは女性を愛したことも女性に愛されたこともないんだなぁとしみじみ。
あんないい男がもったいないなぁ、となぜか結局私の思いはそこに辿りつくようです(笑)

そんなこんなで、いろいろ不満はありますが、この数週間ずっと怒涛の勢いでここまで視聴者(特に自分)を惹き付けてきたのは、やっぱりストーリーの面白さですね。
なんとか満足できる結末を見たいものです!

0 件のコメント: