今回は、途中で話に置いていかれて、焦りました。
レクスがなぜ二つの神を宿そうと思ったのか、一度見ただけで理解できた人はすごい。
私はほとんどわかりませんでした…。 ><
しかし、敬愛する兄や博士とともに研究をしていた頃のレクスの柔和な表情を思うと、この17年間に彼が辿った心境の変化は凄まじいものがありますね。
恐らく彼にとっては青天の霹靂であったろう、17年前のゼロ・リバース。
その時、レクスに託されたものは、
博士から託されたカード
兄から託された腕(!)
前者を「野に放ち」、後者をどこか安全な場所に保管した後で、レクスはサテライトに抑留されたんでしょうか。
抑留された理由は、あれが天災ではなかったことを知っているレクスの口を封じるためだと思うのですが、その口封じに関わった連中は、ルドガーによるモーメント研究続行を推した連中と同じですね。
海馬コーポレーション ≒ ネオドミノシティ ≒ 治安維持局 ≒ イリアステル
今さらですが、三権分立も政教分離もなく、企業と政治が癒着したイヤな世界です、全く(笑)。
あと、これは随分前から分かっていたことですけど、階層社会を作ったのは、レクスではなかったんですね。
レクスは遊星に初めて会ったときに、このような社会構造を(自分が)作った理由を説明していましたが、そのような社会構造は、レクスが長官となる以前、恐らくゼロリバース前から存在していたんでしょう。
自由のないサテライトに自由をもたらすという理想と目標を掲げて橋を作ろうとした男。
D・ホイールを自作して、海に向かって飛んだ男。
その時、レクスの頭に去来したのは、絶望だったんでしょうか。
クロウをはじめ、サテライトの多くの人間に、夢や目標を与えただろう伝説の本人が、自分の無力に絶望していた、というのは、何か残念な気がします。
確かに腕を失うというのは凄惨なことだけれど、大きな目的を持っていた男が、死んでもおかしくない状況において腕の一本失くしたぐらいで、「人間は無力なものである=神にならなくては」という結論に至るのは、どうも納得がいかないです。
あの海に消えたあと、レクスはイリアステルに救出され、何か吹き込まれたんじゃないか、と私は勘繰っているんですが、違うかな…。
レクスとルドガーのやりとりは、ほとんど意味がわからなかったけれど、レクスの思いの熱さだけはなんだか伝わってきて感動(?)して聞き入っていました。
いや、なんていうか、いつも姿勢に乱れがないレクスが、あんな風に地面に膝をつき上を仰いで、ついでに表情もかなりヤバい感じだったので、なんだかドキドキしてしまったです(^_^;
そして、ルドガーを「あなた」呼ばわり(!!!)
勝てるはずのデュエルにわざと負け、ダークシグナーとシグナーの両方の証を抱えてしまった兄と同じ運命を、自らの身にもたらすことを選択するレクスからは、兄へのただならぬ思いが伝わってくるのですが、その理由が「繰り返される闘いに終止符を打つため」というところがよくわからないです。
レクスがこの闘いに負けたらどうなり、勝ったらどうなるのか、誰か説明してください…!
レクスは5000年後に同じような運命に翻弄される人たちのことを心配していたようですが、はっきり言って5000年後の誰かの運命なんて心配しなくていいと思いますよ…、レクスさん。
その頃、人類がまだいるかどうかもわからないし(笑)。
邪神云々より、環境破壊で地球自体がどうなっているか。
まぁでも、今回一番思ったのは、
ライディング・デュエルなのにレクスが立ったままなのは許せん!
ということです。
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