ヒュルルル…(心の中に吹いている風の音です)
鬼柳が消えてしまい、先週から覚悟していたとはいえ、心の中にぽっかり空洞ができてしまったような寂しさです…。
遊星は、鬼柳が消えた後、「お前のため、仲間のために、ダークシグナーを倒す」と言っていましたけど、その言葉になにか腑に落ちないものを感じました。
鬼柳の件に関して、本当に憎むべき相手は何なのだろう?
二人が再会を果たすことができたのは、鬼柳がダークシグナーになったからであって、ダークシグナーにならなければ、鬼柳は生涯遊星を恨んだまま、収容所で死んでいったわけですよね。
ぶっちゃけ、鬼柳にとってみれば、ダークシグナーになったことで遊星と再会でき、夢にみたデュエルも実現し、遊星への恨みが間違いだったことを知り、心安らかに成仏できたのだから、ダークシグナーになって良かったといえるんじゃないかな。
そう思ってみると、シグナーにとって、ダークシグナーとの闘いは、相手を心安らかに成仏させてあげる、という「魂の浄化」作業…?!
サティスファクション時代の鬼柳の行為がエスカレートしていったのは、彼自身の問題でもあるけれど、それを止められなかったメンバーにも責任がある。
さらにいうと、鬼柳を狂気に追いやったのは、ある意味、サテライトという希望のない環境なのだから、このような階層社会(そしてそれを作った人物)こそ、咎められるべきなのかもしれません。
ゴドウィンは、自分がこの制度を作ったと言ってはいたけれど、ゴドウィンはサテライトに抑留されていた、というディヴァインの発言もあるし、実際のところは、まだわかりませんね。
ともかく、鬼柳は最期、友の腕の中で、自分が拒絶されていないことを知り、幸せだったと思います。
「憎み切れなかった…お前を。」のセリフには号泣でした…(今でもメソメソ)。
愛に飢えていたんだな…鬼柳は。
誰かに受け入れてもらえる、YESと言ってもらえることって、人間にとって大事なんだなぁとしみじみ思いました。
なぜか、ジョン・レノンのエピソードを思い出したんですよ…。
彼がオノ・ヨーコに出会ったのは、彼女の個展なんですね。
そこの作品に、部屋の中に設置された階段だか梯子だかを上っていくと、天井から虫眼鏡が吊るされていて、それで天井に書かれた小さな文字を見ると、YESと書いてあった。
それを見て、ジョン・レノンは、オノ・ヨーコに心惹かれ始めた、という話。
人間というのは元来孤独な存在で、誰かに受け入れてもらえないと生きていけない寂しい存在なんだな…と、鬼柳の一生を思い、涙しました。
鬼柳に、遊星の思いが届いて、本当に本当に良かったです。
そしてまたまた衝撃の予告!
博士&ゴドウィン兄弟の写真で画面を止めた人、はい、手をあげて!!(笑)
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